ダウンタウン 2025年「大阪万博」誘致委員に
大阪府が誘致を目指す2025年国際博覧会(万博)の全国誘致委員会に、ダウンタウンの松本人志(53)と浜田雅功(53)が参加することが23日、関係者への取材で分かった。東京都内で27日に開かれる全国委の発足式に2人も出席する方向で調整している。
2人はともに大阪府に隣接する兵庫県尼崎市出身で、1970年の大阪万博時は7歳。55年ぶりとなる大阪開催を実現させるべく、抜群の知名度を生かし国内機運を盛り上げてほしいとの期待がある。浜田は過去にTBS系「水曜日のダウンタウン」内で、70年万博の際、父親が仕事でソ連館(当時)のペンキを塗っていたことを明かしている。
全国委は、国内外でのプロモーション活動などを担う。トップには経団連の榊原定征会長の就任が内定し、大阪府の松井一郎知事や関西経済3団体のトップらも副会長として参加。「オールジャパンの体制」(松井氏)を敷く。
25年万博にはフランスのパリも立候補を表明し、強力なライバルとみられている。誘致には国内の機運醸成が不可欠だが、松井氏は「まだまだ」と指摘していた。ダウンタウンには「盛り上げ役」が期待され、会員制交流サイト(SNS)やPRイベントを通じた広報活動を担うとみられる。
政府は13日に、会場を大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)とし、テーマに「いのち輝く未来社会のデザイン」を掲げた万博の構想案を取りまとめた。閣議決定を経て、5月までにパリに本部のある博覧会国際事務局(BIE)に立候補を届け出る方針。