茂木氏、松本人志と共演で釈明「応援のつもりで…」 お笑いオワコン論争
脳科学者の茂木健一郎氏が26日放送の「ワイドナショー」に出演し、物議を醸した日本のお笑い界の「オワコン論争」について、松本人志らと語り合った。
茂木氏はツイッターで、日本のお笑い界が権力者を風刺するネタや笑いを提供していないことを「オワコン」(終わっているコンテンツ)という厳しい単語を用いて指摘した。これに対し、松本は、先週の放送で「全然腹が立たなかったんですよ。茂木さんが全然面白くないから。笑いのセンスが全くないから、この人に言われても刺さらねえぜって感じ」と反応していた。先週の収録にも出演オファーをしていたが、都合が合わず、今週放送回で実現したと紹介された。
松本は先週、野球のWBCについて「試合長くないですか?」という意見を述べ、これが野球ファンから「茂木さんと同じことをしている」と批判されたと告白した上で、「長すぎないかとは言いましたけど、野球選手の技術とか生業にしていることを絶対悪く言うことはない」と語った。翻って、今回の件について「日本のお笑いのあそこをつかれると、我々はこれで電気、水道、ガスを払って家族を養っているので、それはちょっと待ってくれ」と持論を述べた。
大阪のお笑い劇場・なんばグランド花月にも通うお笑いファンだと自任する茂木氏は、「お笑い界へのエールというか応援のつもりで言ったら言葉がね…」と反省。「誤解を与えて申し訳なくて…日本の芸人さんの技術とかパッション(情熱)とか、ものすごい競争でやってらっしゃいますしM-1とかやってるわけです。そこは尊敬しています。松本さんが昨年の12月6日、芸人が好きとツイートされています。恐らく何かの審査を(した後で)。同じように芸人さんが好きなんです。誤解を受けちゃったのが今回一番つらかったです。だから気をつけます」とリスペクトしていることを強調していた。