歌舞伎俳優の市川海老蔵が２６日に行われた大相撲春場所千秋楽で稀勢の里が劇的な逆転を成し遂げて優勝を果たしたことに「すごい」「涙でた」と立て続けにブログを更新して興奮した胸中を表した。

　午後５時３７分、稀勢の里と照ノ富士の本割に「さぁ！　どうなる！」と短くコメントした。稀勢の里が勝つと同３９分に更新し、「稀勢の里さん　すごい涙！！涙でた　すごい　もう一番」と勝利を願った。

　同５７分、「決定戦へ　拝見してます　今の時点ですごい興奮と感動してます」と優勝決定戦を前にはやる心境をつづった。同５９分、稀勢の里が逆転優勝を果たすと、「すごすぎる　鬼だ　貴乃花さんのあのときと同じ感動が…大変だ大変だ。今場所大変だ涙」と短い言葉で感動を表現した。

　西横綱の稀勢の里（３０）は２６日、大阪市浪速区のエディオンアリーナ大阪で行われた春場所千秋楽で、１３勝２敗の成績で逆転優勝し、２場所連続２度目の制覇を果たした。新横綱の優勝は１９９５年初場所の貴乃花以来、２２年ぶり８人目。

　１３日目に左肩付近を負傷した稀勢の里はけがを押して出場。１敗で単独トップだった大関照ノ富士を本割と優勝決定戦で続けて下し、劇的な逆転を成し遂げた。直接対決で本割、決定戦を２連勝して逆転優勝するのは２００２年初場所の栃東以来となる。