高田みづえ娘・アイリも稀勢の里Vに涙 場所中も父・若嶋津に様子聞く
元大関若嶋津の二所ノ関親方と歌手・高田みづえの長女でタレントのアイリが27日、日本テレビ系「PON!」で、左肩周辺をケガしながらも新横綱として22年ぶりに優勝した稀勢の里について「心技体が整った瞬間だった。号泣した」と千秋楽の取組を振り返った。アイリは場所中も父の二所ノ関親方に電話をかけ、稀勢の里の状況をチェックしていた。
番組ではアイリをゲストに迎え、26日に千秋楽を迎えた春場所について特集。優勝が決まった千秋楽の様子について、現場にいた父に連絡を取ったところ「場内、割れんばかりの声で凄かったと(父が)言っていた」と、場内の様子を教えてくれたという。アイリは「右であの投げが出来るってことは、正直気持ちとも思うが、実力ありき、稽古ありきの中でその瞬間にパワーが出る。横綱は心技体と言いますが、(それが)整った瞬間だった。号泣でした」と、テレビ観戦だったアイリも涙を流したと振り返った。
アイリは今場所、稀勢の里の取組について「アイリノート」に感想をメモしていたが、ケガをした14日目についても「花道を去るときにううって声を出したのは本当に初めて見た」と、稀勢の里が痛がる姿に驚いたといい、早速父に連絡を取ったという。すると「相撲協会の人も、誰も、どこをどう痛めたのか、どういう診断されたって言うのは絶対に言わなかったみたいで」と、稀勢の里は誰にもケガの詳細を伝えていなかったことも明かした。
稀勢の里のテーピング姿についても思わず涙。「テーピングをしない美学、信念があって、弱っているところを見せる抵抗感がある。横綱土俵入りのときもテーピングをしていいのかって、実際に父に聞いたっていう話を父もしていて…」と、稀勢の里が審判部長でもある二所ノ関親方に相談を持ちかけていたことをアイリも聞いていたといい「辛かったし、これだけ何も力が入らないのに出てくれたんだなって思って」と大粒の涙をこぼしていた。