佐藤浩市 花がないと言われて花にトラウマ 「若い頃、散々…」
狂言師・野村萬斎(50)、俳優・佐藤浩市(56)らが27日、京都・六角堂で行われた時代劇映画「花戦さ」(6月3日公開)の完成奉納に出席した。
同作は戦国時代の華道家元・初代池坊専好が主人公。その華道の伝統にちなみ、会見で父も子も同じ世界に身を置く家系について問われると、主演の萬斎に続いて回答した佐藤は「困ったね。うちは伝承芸能じゃないんで」と苦笑。
父に三國連太郎さんを持ち、息子の寛一郎(20)が俳優デビューする佐藤は「親の姿を見て、自分の中で解釈して、どういう形で表現するのか。言葉で教えるより、自分が見て、彼(息子)が見て、何を感じたかが一義ですね」と語った。
また自身を花に例えると、と問われると「胡蝶蘭くらい言いたいですけど、僕、若い頃に、散々いろんな人に『花がない、花がない』と言われ、花という言葉にトラウマがあって、すみません」と笑わせていた。