星野源が伊丹十三賞 過去にはタモリ、池上彰氏らが受賞
俳優でミュージシャンの星野源が「第9回伊丹十三賞」を受賞したことが28日、発表された。
同賞は映画監督、エッセイストなどさまざまな分野で才能を発揮した故伊丹十三さんのような人物に贈られる。星野の授賞理由について選考委員会は「音楽、エッセイ、縁起のジャンルを横断し、どこか息の詰まる時代にエンターテイナーとして驚くような風穴をあけてしまった星野的表現世界」と理由を挙げた。
星野は昨年、TBS系ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」に出演、主題歌「恋」を大ヒットさせるなど“時の人”として注目された。決定を受けて星野は「自分にとって伊丹さんの存在は、遙か遠くに見える灯台のようでした」と尊敬の念を表現。「伊丹十三賞をいただけたことは身に余る光栄であり、人生を丸ごと認めていただいたように嬉しいです。これからも手探りで活動を続けたいと思います」とさらなる飛躍を誓った。
同賞は過去に、糸井重里氏、タモリ、池上彰氏、リリー・フランキーらが受賞。贈呈式は4月17日に都内で開催される。