デヴィ夫人、インドネシアで800億円の土地失っていた
タレントのデヴィ夫人(77)が28日、都内で行われた「人生ゲーム MOVE!」の新製品発表会に出席。過去にインドネシアで推定約800億円の土地を失っていたことを明かした。
ゲームにちなみ、「人生の歯車が狂った瞬間」を問われたデヴィ夫人は、スカルノ大統領夫人としてインドネシアに在住中のエピソードを告白。「今でも悔しいのが、ジャカルタの中心部に5・5ヘクタールの土地を持っていて、病院を建てようと思っていたんだけども、政変が起こって…」と、1965年のクーデターでスカルノ大統領が失脚した際に、新政権に徴収されたと説明した。
土地の価値については「日本で言えば丸の内みたいな場所で、当時のお金で600億円ぐらい、今だと800億円ぐらいしました」。法廷闘争に持ち込んだものの、取り戻すには至らなかったという。「あの国は、法律より権力が強い国だから…。その時の政権にうまくすり寄っていけば、取り戻せたかもしれない」と話しつつ、「もし戻っていたら、今ごろ日本にいなかったかもしれないわね」と笑った。