俳優の小栗旬が３０日、ＴＢＳ系の「櫻井・有吉ＴＨＥ夜会」に出演し、自身のものまねをする芸人おばたのお兄さんに対し、「オレに乗っかり過ぎ」と不愉快に思っていたことを明かした。しかし、おばたに直接会ってものまねの許可を懇願されると小栗は「もっと遊んで」とＮＧを出すどころか鼓舞し、共演者から「優しい～」と感嘆の声が上がった。

　小栗は同番組にゲスト出演し、「オレに乗っかり過ぎ」として、ものまね芸人おばたのお兄さんの名をあげた。「すごく面白いし、すごく研究してくれている」とほめつつも、おばたがツイッターで、ある老人から小栗と間違えられた際に小栗であるとウソを突き通したことをあげ、「自分の仕事にも影響が出ている」と危惧した。

　番組で、小栗がおばたに「直接もの申す」機会を設定。おばたが架空の番組の打ち合わせにいる現場に小栗が突然訪問することが決まった。おばたにネタをさせ、１回目は小栗は大笑いし、２回目にキレ気味にダメ出しするという流れもあらかじめ決まった。

　おばたは予告無しの小栗の訪問に「はじめまして」とあいさつをするも「やばい」「やばすぎる」と焦りと動揺を隠せず。小栗から「ネタをやって」と言われ、２つを披露した。小栗は予定通り１回目は大笑い。２回目で「オレに乗っかりすぎじゃねえか」「みんなは喜んでもオレは喜んでねえ」などとすごみをきかせた。おばたは恐縮して「すみません」を連発した。

　一段落ついたところで「夜会」のロケであることが明かされた。おばたは小栗に「小栗さんのことが大好きっていうの大前提です。本当に大好きなんです。怒られない程度にやってもよろしいでしょうか」と許可を求めた。小栗は「もちろん」と即答。「もっともっと遊んでください」と激励した。小栗の太っ腹さに共演者から「優しい～」と何度も感嘆の声が上がった。