前田有紀さん テレ朝退社以来の「公の場」 台本を思わずMCの所から読んだ

 元テレビ朝日アナウンサーでフラワーアーティストの前田有紀さん(36)が31日、都内で行われた「HINKA RINKA」と小学館とのコラボ企画の記念セレモニーとスペシャルトークショーに登場した。前田さんが公の場に姿を見せるのは、2013年3月にテレビ朝日を退社して以来。「本当に久々の公の場で新鮮な気持ちでした。台本を思わずMCの所から読んでいる自分がいました」と振り返った。

 セレモニーでは前田さんが特別に製作したブーケをトルソーに飾った。前田さんは昨年12月に第1子となる長男を出産したばかりで「早くも人見知りが始まって、私じゃないとダメなんですよ。毎日が息子中心の生活で、できないことも多いです」と母として育児に奮闘する顔も見せた。体形は特にふっくらした感じもなかった。

 前田さんは局アナからフラワーアーティストに転身した理由を「取材をしていて、大好きなことを仕事にしている方とたくさん出会いました。私も自然、花が大好き。好きなことを仕事にしたら、どう人生が輝くんだろう?好奇心を持って転職しました。今は毎日が楽しくて幸せです」と笑顔を浮かべた。テレ朝を辞めた後悔は「まったくないです。楽しかったアナウンサー時代でした。やり切った気持ちが強かった」と明かした。

 前田さんの花に関する仕事は今年で5年目に入る。退社後は英国へ留学し、お城のガーデニングでインターンとして泥だらけになって働いたり、帰国後は花屋さんで修行したりした。「レジを打ち間違えて、こんな当たり前のこともできないのかと思ったりもしました」と当時の苦労も披露したが、それだけ「花」にかける気持ちは強く「いつかお店を持ちたいと思っています」と宣言した。

 さらに前田さんは、アナウンサーとしての仕事のオファーがあっても「花に関係のある仕事じゃないものはお断りすることもあります。お花の仕事をしていきたいと思っているので、これからも努力・勉強したいと思います」と決意を語った。

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