お笑いコンビ「ピース」が３１日、東京・原宿のラフォーレミュージアム原宿で、トークライブ「ピーストークライブ～原宿へようこそ～Ｖｏｌ．２１」を開催。４月から活動拠点を米ニューヨークに移すことを発表している綾部祐二（３９）の、米移住前最後のイベントとなった。

　ビザ取得などの問題から、渡米時期を明言していない綾部について、又吉直樹（３６）は「どうなのかね？４月に行くって言っていて」とツッコミ。綾部は「もちろんニューヨークへは行きますよ」としつつ、「けど…なんでそんなにさあ、『きっちり出ていけ』みたいに思われてるのかが、よくわからないのよ」と、“行く行く詐欺”とも称されていることをぼやいた。

　その上で、「本格的に行くのは、４月は無理」と現実を語り、収録番組の放送は４月１０日が最後であることを発表。「４～５月は、半分まではいかないかもしれないけど向こうで過ごしていると思うんだけど、場合によっては１回ニューヨークへ行って部屋を決めたりして、６月くらいになっても、まだ日本にいる可能性がある」と、当面は日米を往復しながら住居などを決める考えを改めて明かした。

　又吉に「準備に励んでもらったほうがいいんじゃないかなあ。夏から拠点を移すために、春くらいから準備しますって言うといたほうがよかったとか？」と問われると、綾部は「最初は４月半ばか、末くらいに行くって言ってたんだけど、いろんなことがあって、行かないほうがいいとかなってずれ込んだ。３～４週間の押しになったのよ」と説明した。

　エンディングで綾部は「僕ら的に、明日明後日、生放送の仕事があるんですけど、ライブをするのはしばらくお休みすることになります。ちょっくらアメリカへ行って、スターになってきますんで」と決意を表明すると、会場からは万雷の拍手が。「どのタイミングで戻ってくるかは僕もはっきり言って予測がつかないので、『なんだったんだよお前』って謝罪の場としてライブをやるかもしれませんし、数年戻って来ないかもしれません。テレビに出られる状況が待っていくとも限らないので」と、これまでの主張を繰り返した。

　さらに「先生（又吉）は日本でやっていきますし、あくまでピースとしては皆さんの前に大きくなって帰ってきたいなと思っていますので、ぜひその時はまたよろしくお願いします。インスタグラムとかをやる場合は、先生が窓口になると思いますので」と、ピースとしては解散や活動休止をする予定がないことを強調。「明日明後日、生放送をやってますんで、いつの日かになりますけど、スターになって、ビッグになって戻って来ます！」と改めてファンに宣言し、大きな拍手に手を高く上げて何度も何度も「ありがとうございました」と感謝を述べた。