タレントの相原勇（４９）と格闘家の曙（４７）が３１日、ＴＢＳ系「今夜解禁！ザ・因縁」に出演し、１９９７年の婚約破棄騒動について面と向かい合って話し合った。相原は「なぜきちんと別れを告げてくれなかったのか」と問いつめ、曙は怒りに満ちた表情を浮かべた。沈黙が訪れた時、スタッフが質問。曙はこれに激怒し、「どけ！」と部屋を退出した。しかし、冷静さを取り戻して部屋に戻って謝罪。今後は騒動について公言しないことを約束しあった。

　曙は激高した後、スタッフの謝罪を受けて相原が待つ部屋に戻った。相原は「お帰りなさい」と笑顔で声をかけると曙も少しだけ笑い、「熱くなって本当にすみません」と落ち着いた口調で謝罪した。

　相原が「なんで収録をＯＫしたの？」と尋ねると、曙は「１人じゃないから。ここで最後、話して。今の奧さん、子どもにＯＫしてもらわないと」と、現在の家族のために騒動に終止符を打ちたかったとの思いを述べた。これまで、２０年前の騒動が蒸し返されるたびに家族に嫌な思いをさせていたという。

　曙は「自分の中ではケジメつけて終わってることだし。いい経験と言うと失礼かもしれないけど、この経験があって今がある」と伝えた。

　相原は「すごいスッキリした。本当に会えて良かった。スッキリ？」と尋ねると曙は大きくうなずいた。相原は「堂々と生きていける気がする。ごめんね、嫌な思いさせたね。今後、昔の話はやめましょう」と持ちかけ、曙は「はい」と応じた。２人は今後、婚約破棄騒動について公言しないことを誓い合った。

　曙が「会って良かったです」と笑顔を浮かべると、相原も「ミー・トゥー」と同じ考えであることを伝えた。曙は「ここに来るまでは戦いに来る準備だったですからね」と相原と会うことが心理的に巨大なストレスだったことを打ち明けた。カメラは２人が互いに頭を下げ合うところを映し、破局騒動の「真相」として、「結婚するには仕事で認めてもらいたい男と、一日でも早く結婚したいと願う女。悲しきすれ違い」とまとめた。