大石まどか、師・船村さんにトレーナー買ってもらった思い出

 歌手・大石まどか(44)が1日、東京・赤坂のライブハウス「ビーフラット」でワンマンライブを開催した。

 大石は、今年の2月16日に死去した昭和を代表する作曲家・船村徹氏(享年84)の門下生。高校を卒業し18歳で函館から上京後、栃木県にある船村氏の自宅に何回もレッスンに通い、デビューに備えたという。

 「(当時は)女の子の弟子はいなかったので、すごくかわいがってくださいました。先生にジーンズメイトに連れて行ってもらって、トレーナーとジーンズとキャップを買ってもらったんです。それを兄弟子たちに言うと『何十年もいるけど1回もしてもらったことがない』っていってました」などと思い出を語った。そして、天国へと届けとばかりに、船村作品のデビュー曲の「恋のしのび雨」、さらに同氏の代表曲「別れの一本杉」を、師匠への感謝の思いを込めて熱唱した。

 このワンマンライブは、故郷の北海道弁で「凄い」の意味の「なまら」にかけ「生ラ!」と題して2013年にスタートし今回が4回目の開催。「演歌にとどまらない楽曲を披露する」と普段はみせない演出などで構成している。この日も着物姿で新曲「女の錦秋」などを歌ったほか、第2部ではセクシーな黒のドレス姿で登場。中森明菜のカバーで「飾りじゃないのよ涙は」、松崎しげるのカバーで「愛のメモリー」などを披露するなど、全18曲を歌い上げた。

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