渡部篤郎、仮面ライダー時代からオダギリに注目 「色っぽいな」
俳優の渡部篤郎が2日放送の「ボクらの時代」(フジテレビ系)に出演し、オダギリジョーが仮面ライダークウガからブレークした例を引き合いに、俳優は「いい枠」のドラマに出演することがすべてではないという持論を語った。
この日は玉山鉄二、大森南朋との俳優3人でトークを展開した。渡部は94年放送の昼ドラ「愛の天使」がきっかけとなり岩井俊二監督や伊丹十三監督からのオファーを受けるに至ったと語った後で、「『いい枠』とか、『いい映画』とかあるじゃない。じゃないんだよね。一生懸命やってれば誰かが見てくれて」と、一般的な注目度が高くない仕事であっても、将来につながると力説した。
その一例がオダギリジョー。00年から01年にかけての「仮面ライダークウガ」で主人公・五代雄介を演じ、その後、多くの作品に活躍の場を広げていった。オダギリの後も仮面ライダーシリーズでは、要潤(アギト)、水嶋ヒロ(カブト)、佐藤健(電王)、菅田将暉(W)、福士蒼汰(フォーゼ)ら。戦隊ヒーローシリーズも松坂桃李(侍戦隊シンケンジャー)、永井大(未来戦隊タイムレンジャー)ら、これ以外にも多くの才能を輩出している。
渡部は「僕らの時って、あそこから大スターになってくみたいなのがあんまなかった。でも、今さ、なるじゃん」と、自分の若手時代と潮流が変わったと指摘。「百獣戦隊ガオレンジャー」でガオシルバーを演じていた玉山が「僕そうです」と反応する隣で、「オダギリくんとか。僕、たまたま見てたの。ものすごくいいなと思っていたの。その時から色っぽいな、この人はと。ものにつぶされないでね、やるっていうのは大事なんじゃないか」と作品のイメージにとらわれないで仕事に注力することの重要性を感じたと振り返った。