中村勘九郎 史上2組目の親子大河主演 勘三郎さんは99年「元禄繚乱」

 宮藤官九郎(46)が五輪をテーマに脚本を手がける2019年のNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」にクドカン作品の常連俳優・阿部サダヲ(46)と中村勘九郎(35)がW主演することが決まり、3日、東京・渋谷の同局で発表された。

 勘九郎の父の故中村勘三郎さんは99年の大河ドラマ「元禄繚乱」に主演しており、故緒形拳さん(65年「太閤記」、82年「峠の群像」)と緒形直人(92年「信長 KING OF ZIPANGU」)に続く、史上2組目の親子での大河主演となった。

 勘九郎は「素直にうれしいです。大石内蔵助を父が演じていたんですけど、大河ドラマで近代の金栗四三さんを演じられるという部分ではちょっと、勝ったんじゃないかなあと。歌舞伎役者なのに現代というのがうれしいですね」と、偉大な父に続ける喜びを語った。

 また、勘三郎さんに何と伝えるかという話題には「自分も出せって言うでしょうね。宮藤官九郎さんのところに直談判しにいくと思いますね。俺、(主役の)晩年やるよって言い出すかもしれません」と、笑顔で想像していた。

 勘九郎はオリンピックに初参加した日本人2人のうちの1人、マラソンの金栗四三を、阿部は64年の東京オリンピック誘致に尽力した田畑政治を演じる。

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