桜田淳子の“芸能界復帰”にNO 全国霊感商法対策弁護士連絡会が反対声明
全国霊感商法対策弁護士連絡会が4日、都内で会見し、今月7日に都内で行われる「スクリーン・ミュージックの宴」で3年ぶりに芸能活動を再開する元歌手・桜田淳子さん(58)の、タレント活動復帰に対する反対声明を発表した。紀藤正樹弁護士、山口広弁護士らが出席した。
同会では、桜田さんが世界平和統一家庭連合(旧統一教会)内で「特別扱い」の地位にあり、物品販売などによる被害を増長させてきたと主張。両弁護士は、ここ数年は活動の事実を把握していないものの、桜田さんが現在も世界平和統一家庭連合の信者である可能性が高いとし、「過去の行動について、記者会見を開くなど、きちんと説明しなければ、芸能活動の再開を許すことはできない」とした。
これに対し、世界平和統一家庭連合は同日夜、報道各社にファクスで、全国霊感商法対策弁護士連絡会の声明に対しての反論文書を送付。連絡会の声明を「当法人に関する無知と妄想に基づき、ヘイト(差別)を煽って、一人の日本国民の人権を侵害するような声明」と非難した。
また、家庭連合は、連絡会が話した桜田さんの「特別扱い」を否定。「今まで桜田さんが公的活動の中で、家庭連合の宣伝を行ったり、入会を勧めるような発言をしたことがあったでしょうか。桜田さんがそのような発言をしたことはなかったと理解しています」と主張した。
3年ぶりに芸能界に復帰する桜田さんの今後が注目される。