吉川晃司が母校で新プール竣工祭に 「頑張れ学生!」後輩にエール

 歌手で俳優の吉川晃司が5日、母校の修道中学・高校(広島市)の新プール竣工祭に出席し、テープカットを行った。

 学生時代は水泳班(水球部)に在籍。2年連続で全日本高校最優秀選手に選出され、世界ジュニア日本代表としても活躍した吉川は「素晴らしいですね。こんなレベルの高いところで練習できる学生たちがうらやましい。この後の番組収録がなかったら飛び込みたいぐらい」と生まれ変わったプールに感激。

 高校2年の時に同高を中退し、芸能界に入ったが、仕事の壁にぶちあたるたびに広島に戻り、こっそり母校のプールを訪れていたという。「“症状”が重い時は、夜中に海パン持参で忍び込んで泳いでいた。ここに来ると、つらい思いを水に流して、また仕事に戻ることができた。100回ぐらいは来ていると思う」と明かした。

 新プールが完成したことで、今後は忍び込めなくなることを残念がる吉川に、田原俊典校長は「吉川さん専用の入口を作ってお待ちしています」と“特別待遇”を約束した。

 竣工式の後は学生や水泳班OBらとの座談会に参加。「ここで学んだり、仲間と切磋琢磨したことが己の根幹、血肉になっている。僕にとっては母の体みたいなもの。学生たちもこのプールで大いに切磋琢磨して日本の未来を背負ってもらいたい。頑張れ学生!」とエールを送った。

 現在も毎日7、8キロ泳いでおり、前日は母校を訪れる興奮のあまり10キロも泳いだという。水球の日本代表“ポセイドンジャパン”の応援ソングも歌っており「皆さん、広島カープと水球をこれからも応援してください!」とPRしていた。

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