「ひよっこ」にNHK会長もウルル、初回20%割れにも自信
NHKの上田良一会長が6日、定例の会長会見に出席し、3日にスタートした朝の連続テレビ小説「ひよっこ」への感想を「まぶたがウルルとする」などと語った。
上田会長は「ひよっこ」について「予想していたので(6日放送までの)4回分を見て、放送総局長へインタビューもした」と答えた上で、今週放送されている1964年の時代設定に触れ、「ちょうど15歳で高校生だった。多感な時で親元を離れ寮にいた頃。田舎出身です」と自己紹介した。
ドラマについては「風景や家屋が懐かしい。リラックスでき、見ていてまぶたがウルルというか胸に響く」と感想を表し、67歳の上田会長は「団塊の世代の方にとっては過去の追体験が重なるのでは」と話した。
6日放送では主人公・谷田部みね子(有村架純)の父親で谷田部実(沢村一樹)が、出稼ぎ先の東京・赤坂の洋食レストランからプレゼントされたサンドイッチを手土産に茨城県北部の自宅へ戻るシーンが放送された。
上田会長は「ストーリーもお父さんがお土産持って…」と思い起こしながら、「総局長は大変な自信を持っており、『確実に視聴率が上がる』と言っている」と話し、3日の初回放送が20%を割ったと報じられたことについても「初日だけでは…」と、今後の視聴率アップに期待していた。
また、同じ3日に始まった午後の長時間バラエティー番組「ごごナマ」(月~金、後1時5分)について「午後の時間帯に魅力あるものにしたい。民放(のバラエティー番組)と切磋琢磨しながら、いろんなジャンルを取り上げるなど、1つのチャレンジにして、午後にゆとりのある方に見ていただきたい」などと語った。