AKBじゃんけん女王・田名部生来が卒業発表
AKB48の田名部生来(24)が8日、東京・秋葉原のAKB48劇場で行われた「3期生10周年公演」に出演。グループからの卒業を発表した。握手会は7月23日まで参加し、卒業公演の日程は未定。
田名部はアンコールでのトーク場面で「超盛り上がってるところ申し訳ないんですけど、私から1つ発表がございます」と切り出し、ざわめきが起こる中で「私、田名部生来は、AKB48を卒業します!」と発表。客席からは悲鳴が上がった。
卒業を決めたのきっかけについて、田名部は「10周年が始まる1年ぐらい前から、自分は10周年を迎えるまで必死にAKBを頑張って、迎えたときに、すごく大好きなメンバーに見守られながら発表することを胸に、頑張ってきました」と告白。渡辺麻友(23)、柏木由紀(25)ら“エース級”がそろう3期生の一員として「立派な同期の中で、あまり日の目を見ない10年間だったんですけど」としつつ、「去年はじゃんけん大会で優勝させていただいて、まさか自分の拳でてっぺんを取りました」と、最大の実績に胸を張った。
その上で「まさか自分が卒業発表するなんて、自分でも信じられないですけど、いつまでもこのAKB48に甘えていては、自分の目標だったり夢は叶わないなと思いました」と、卒業に踏み切った心境を吐露。「だから、卒業生のみんなにも、本当に勇気をもらったし、大好きなメンバーの前で発表したかったので、今日この場を借りて発表できることが、私は本当に幸せです。これから、残りのAKB人生も精いっぱい私らしく突き進みたいと思います。なので皆さん、これからも3期生の応援、そして田名部生来の応援をよろしくお願いします!」と締めくくり、万雷の拍手を浴びた。
田名部は06年12月、AKB48の第3期生オーディションに合格。07年4月8日に「チームB」のメンバーとして公演デビューした。選抜総選挙は、第1回から第7回まで出馬し、第7回で71位に初ランクイン。昨年10月に行われた「第7回AKBグループじゃんけん大会」では優勝し、12月発売のユニットシングル「逆さ坂」のセンターを務めた。AKBグループのじゃんけん女王が、1年以内に卒業を発表するのは初めて。