北村総一朗、ステージ4がんだったと明かす 症例わずかな導管がんから復帰
俳優の北村総一朗(81)が10日、フジテレビ系「ノンストップ!」に出演し、2013年10月に78歳で受けた前立腺全摘出手術の際、「がんでステージ4」と告知されていたことを明かした。
当時は出演舞台を降板して手術を受けたが、北村は「普通の前立腺がんなら降板しなかったが、実は『導管がん』というがんだったんです。前立腺がんの中でも1%しかないようながんで」と症例がわずかしかない治療の難しいがんだったと明かした。
しかもステージ4と深刻な状況だったといい、「言われた時はショックでその時は記憶が定かじゃない。覚えていない。運を天に任せるしかなかった」と振り返り、告知直後の衝撃の大きさをうかがわせた。
手術は無事に成功したが、手術から3年が経過した現在も2カ月に1度、通院し、転移がないか経過観察しているという。
さらに共演経験のある俳優・渡瀬恒彦さんが3月に亡くなり、「病気をしてからは、死を自覚するようになった。優れた後輩が亡くなっていくのを見ていくと、やっぱり人間の命には限りがあるんだっていうのを実感する」としみじみと語っていた。