歌手の水樹奈々（３７）が１２日、都内で行われた主演ミュージカル「ビューティフル」（７月２６～８月２６日、東京・丸の内の帝国劇場）に出席し、弾丸ニューヨークツアーを決行することを明かした。

　水樹にとって初めてのミュージカル出演となる同作は、世界的シンガー・ソングライターのキャロル・キングの半生を描いたブロードウエー作品。水樹は以前からミュージカルはよく観劇していたが、出演することが決まって「１から学びたい」とエンジンが掛かったという。「１泊３日でニューヨークに見に行くことにしてます。もうチケットも取ってます」とブロードウエーで上演されている同作を観劇することを明かした。

　実は以前に初めてニューヨークを訪れたときに、母親と一緒に見た作品が「ビューティフル」だった。芸能生活２０周年の節目に新たにチャレンジするミュージカルが思い出の作品という形に。不思議な縁も感じながら「新人になったつもりで、共演者のみなさんの足を引っ張らないよう、いろんなことを吸収して全力でぶつかっていきたい」と意気込んだ。

　この日の会見には、Ｗキャストで同じキャロル役を演じる平原綾香（３２）、キャロルの夫となるジェリー・ゴフィン役の伊礼彼方（３５）、作曲家バリー・マン役の中川晃教（３４）、作詞家シンシア・ワイル役のソニン（３４）、プロデューサーのドニー・カーシュナー役の武田真治（４４）、キャロルの母ジーニー・クライン役の剣幸（６３）も出席。水樹と平原がデュエットで「ビューティフル」を、全員が「ユーヴ・ガッタ・フレンド」を披露した。