歌手のペギー葉山（本名・森シゲ子）さんが１２日午前に、肺炎のため都内病院で亡くなった。８３歳だった。関係者によると、１０日に肺炎の症状で都内病院に入院し、１２日朝に容体が急変した。葬儀は近親者のみで行うとし、後日お別れの会を行う予定。

　ペギーさんと親交の深かった歌手の菅原洋一（８３）は、「戦友を亡くしたという感じですね…」と悼んだ。

　同い年で、約５０年の付き合いがあるという間柄。「よく電話でやり取りしてたんですが、『８３歳で、現役でやってるのは２人だけだから、頑張ろうね』って言われたんですよ」と、急逝に驚きを隠せなかった。

　生前のペギーさんについて「太陽のように明るく、暖かい方で、そばにいるとホッとした」と述懐。「またコンサートでご一緒する話もあったし、元気をもらおうと、電話しようと思っていたところだったんです」と明かした。

　「お互い、どちらかが先に亡くなったら弔辞を読もうねと言っていたのが、本当になってしまった。寂しいですね…」と言葉を絞り出した菅原。「早いじゃない。僕の方が先のはずじゃない。急に逝かないでよ！という気持ちですね」と悲しみをあらわにした。