NHK「ごごナマ」苦戦 第2部で1%割れも…民放各局警戒の大型番組
NHKが4月3日に、午後の大型情報番組「ごごナマ」(月~金曜)をスタートさせて2週間が経過した。視聴率は第1部(午後1・05)は2%台で推移し、14日には第2部(午後2・05)が0・9%まで降下するなど、今春改編の目玉番組としては厳しい数字が続いている。
「ごごナマ」は、NHKが新設した「オトナの井戸端」をテーマにした、料理などゆったりした内容の3時間番組。俳優・船越英一郎と女優・美保純がMCを務めている。裏で激しい情報番組戦争を展開する民放各局は、NHKの昼間の生番組化を警戒していたが、現状、時事ニュースを主軸に据える日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」やフジテレビ系「直撃LIVE グッディ!」などとは、一線を画した番組内容となっている。
その視聴率にも注目が集まったが、4月3日に3・0%でスタートした第1部は、以降は2・0%~2・8%で推移している。
また「-ミヤネ屋」などと激突する第2部は0・9%~2・7%、第3部は0・9%~2・4%の数字。昨今、視聴率において好調のNHKだが、新番組の定着には時間が必要であることをうかがわせる数字となっている。
(数字はビデオリサーチ日報調べ)