乳がん闘病中の藤山直美、座長公演の代演に書面で謝罪「万全の体調でまた」
新橋演舞場の7月公演「七月名作喜劇公演」(3~25日)の製作発表会見が17日、都内で行われ、女優の波乃久里子(71)、浅野ゆう子(56)、俳優の喜多村緑郎(48)、歌舞伎俳優の市村萬次郎(67)らが出席。当初、同公演の座長を務める予定だった女優・藤山直美(58)は、書面でコメントを寄せた。
藤山は今年2月、初期の乳がんであることが発覚し、座長公演は中止に。この日のコメントではまず「この度は病気と云うプライベートな事柄で7月の新橋演舞場公演を降板させて頂く事となりまして、誠に申し訳ございません。松竹演劇部の皆様、共演予定でした役者さん方にも本当に多大なるご迷惑をおかけすることとなり、お詫び申し上げます」と謝罪した。
さらに「市村萬次郎さん、波乃久里子さん、喜多村緑郎さん、そして浅野ゆう子さんと、お客さまを喜ばせるプロフェッショナルの方々がご出演されるので素晴らしい舞台に成ると思います」と、代替公演に出演する俳優陣に感謝も。その上で「このお顔ぶれ舞台企画は病気療養中の私にもパワァーを頂く事が出来ます。私も治療に専念いたしまして万全の体調でまた、皆様にお会い出来ます様に頑張りたいと思っております」と、早期復帰に意欲を見せた。
藤山の代役を演じる波乃は「直美ちゃんはすごく神経を使われるから、お電話なんか差し上げたら、ご病気なのに無理して明るくされるような気がするので、差し控えておりますけど、本当に早く元気になってほしいですね」とエール。親交が深く、共演経験も多い市村は「ご病気と聞いた時はやはり、ビックリしましたけど、まずは体が第一。まだ機会はありますから」としつつ、「もうお手当てもされてるようですけど、『まだちゃんとボインだから大丈夫』って話していました」と藤山さんとの会話を明かした。