芦田愛菜の急成長に驚き 池上氏うならせた知識、横顔は大人っぽく
慶応義塾中等部に4月から入学した子役出身の女優・芦田愛菜(12)が18日、都内で行われた映画「バーニング・オーシャン」の公開直前イベントに出席した。今年2月に難関中学合格が判明後、公の場に姿を見せるのは初。大人っぽい雰囲気も漂い、しっかりした受け答えでも驚かせた。難しい質問にスラスラ答え、ジャーナリストの池上彰氏をうならせる場面もあった。
この日は、細いストライプの丸襟半袖ブラウスに紺色のフレアスカート、足下はシルバーのバレエシューズという上品なファッションで登場。背丈は伸び、笑顔、特に横顔はおねえさんっぽい雰囲気に急成長していた。
中学生になったことを司会者から祝福され「ありがとうございます!うふっ」とかわいらしくほほえんだ芦田。その後は、池上氏、会場の関係者や取材陣らを感心させるやりとりが続いた。
池上氏から映画の題材になった2010年の「メキシコ湾原油流出事故」について解説を受けると、「安全ていうのは『多分大丈夫』じゃなくて、『絶対大丈夫』でなくちゃいけないんだなと思いました」と真剣な表情で語った。
石油産出国の情勢不安などがきっかけで、中東以外にも石油の産出地を見つけなければならなくなりメキシコ湾で原油採掘が行われるようになったことなど、池上氏の解説に、一つ一つ相づちを打って熱心に聞きいり、石油の単位が「バレル」であることを即答。シェールガスが採取されるのが「頁岩(けつがん)」層と答え、池上氏を「さすが!すごい!」とうならせた。
池上氏は“生徒”芦田について「“もっと知りたい光線”を出すわけ。ついついしゃべっちゃうわけですよ。素晴らしい聞き手だと思います」と絶賛する授業となった。
芦田は4歳でデビューし、5歳だった10年に放送されたドラマ「Mother」で“天才子役”と注目され、11年のドラマ「マルモのおきて」では6歳で連ドラ初主演。昨年1年は受験勉強のため芸能活動をセーブし、複数の都内難関校に合格した。