こじはる涙の卒業 秋葉原でラスト公演!秋元康氏のサプライズ手紙に…

 アイドルグループ・AKB48の小嶋陽菜(29)が19日、東京・秋葉原のAKB48劇場で卒業公演を行い、グループから卒業した。AKBのメンバーに、同じ1期生で昨年4月に卒業した高橋みなみ(26)を加えた90人が出演。総合プロデューサーの秋元康氏(58)からサプライズの手紙も届くなど、4150日間にわたってAKBの屋台骨を支え続けた“レジェンド”のラストにふさわしい舞台となった。

 常にAKBの中心で咲き誇った“大輪の華”は「今までの私も、これから先の私もすべて、AKBが与えてくれました。本当にありがとう、AKB!」と感謝の言葉でアイドル人生に別れを告げた。

 そんな小嶋に、秋元氏からサプライズで手紙が贈られた。同期の峯岸みなみ(24)が代読。卒業の希望をはぐらかし続けてきたことなどをつづった上で、「もう陽菜に甘えられません。やる気がないように見えて、でも本当は誰よりも真面目で責任感があって、AKB48を愛し続けてくれた君に、心の底から感謝します。ありがとう」と、はなむけの言葉が贈られた。

 感激の面持ちで聞き入った小嶋は、「本物?」とジョークを交えつつも、こらえきれず涙。終演後は「東京ドーム公演に匹敵する、一番の思い出」と振り返り、「まさかお手紙いただけるなんて思ってもいなくて…ここまで長くやっていたからこそ書いていただけたのかな」と感激した。

 この日は、OGの最強の“相棒”も駆けつけた。デビュー以来「ずっと一緒だったし、何かあったら必ず頼るという感じだった」という存在だった高橋みなみ。高橋が昨年4月に卒業し、1人残された1年間を「責任感というか、もっと自分が何かしなきゃと思った」と振り返った小嶋。「卒業してからの人生にとっても、この1年はすごく大きかった」と明かした。

 最後の1曲に選んだのは、秋元氏が小嶋をWセンターの1人に抜てきした「夕陽を見ているか?」。高橋と肩を組み、11年分の思いを込めて熱唱した。

 自ら選曲した20曲を歌い終えた小嶋は、「全部出し切れたのかな…。今日のことは明日気づくかなって感じ。覚えてないですね」と完全燃焼を実感したよう。「明日からは『タレント』なんですね」と、新たな生活に思いをはせた。

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