籠池諄子氏 大阪市に保育園の存続訴える 担当者「なかなか会話が成立しない」
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大阪市の学校法人「森友学園」系列の「高等森友学園保育園」(同市淀川区)が保育士不足に陥っている問題で、籠池泰典前学園理事長の妻で保育園園長を務める諄子氏が20日、市役所を訪れて運営継続の希望を伝えた。大阪市は、求めていた書類が提出されなかったことなどを説明し「なかなか会話が成立しなかった」と振り返った。
大阪市によると、保育園側は籠池園長のほか、代理人弁護士2人と「園長の付き添い」として長男の佳茂氏が出席した。市の担当者は、「(籠池園長が)憤慨されていたことは事実」と述べる一方で、涙を流しているように見える一幕もあったと明かし「感情がこみ上げるような場面」があったと語った。「端的に申し上げると、会話が終始成り立たない状況ではございました」と述べた。別の担当者も籠池園長が持論を展開する場面が目立ったと振り返り「なかなか会話が成立しなかった」と明かした。
また、佳茂氏には協議の冒頭で、発言の機会が与えられていない旨の説明が大阪市側からなされたというが、協議中に佳茂氏が激高する場面もあり、廊下にも怒号が響き渡った。