遠藤憲一 とんねるず妻“制覇”「てっぱん」木梨夫人に続き鈴木保奈美と“夫婦”に

 10月放送開始の次期NHK連続テレビ小説「わろてんか」の主要出演者が20日、大阪市内の同局で発表され、女優・葵わかな(18)演じるヒロインの父親役を俳優・遠藤憲一(55)、母親役は女優・鈴木保奈美(50)が務めることになった。遠藤は前回出演した朝ドラ「てっぱん」(10年)では、とんねるず・木梨憲武(55)夫人の女優・安田成美(50)の夫役。今回は木梨の相方・石橋貴明(55)の妻・鈴木の夫を演じるとあって「2人の奥さんをいっぺんにゲットできて大変幸せ」とおどけて笑わせた。

 意外なネタで会見場が笑いに包まれた。朝ドラ出演は7年ぶり2度目となる遠藤。「てっぱん」での安田との夫婦役に続き、今作では鈴木の夫を演じる。とんねるずの2人の夫人を妻として迎えることになった遠藤は「不思議なこと」と切り出すと、「とんねるずの2人とは一度も共演したことがないのに、2人の奥さんをいっぺんにゲットできて大変幸せです」とあいさつして盛り上げた。

 夫の“ボケ”にすかさず鈴木も反応。「くだらなすぎますよ。遠藤さん、やめてください」と笑顔でつっこみ、早くも息のあった夫婦ぶりを見せた。また、私生活でも娘を育てている鈴木は「台本は公私混同しながら読んでいます」と笑わせ、母の顔ものぞかせた。

 制作統括の後藤高久氏(52)は遠藤の起用理由を「怖い、厳しいイメージがありつつも笑顔がチャーミング」と説明。鈴木についても「天然でぽわっとした、そこを1番に考えました」と話し、「決してとんねるずで考えたわけではありません」と話して笑わせた。

 また、ヒロインの夫役に松坂桃李(28)、ヒロインを支える青年実業家役で高橋一生(36)が出演する。後藤氏は、イケメンの起用が多いとの指摘に、「気になる男の人がでてきて、自分のご贔屓(ひいき)を作っていただければ、毎日がバラ色で楽しくなるのではないかな」と話した。今作は吉本興業の創設者・吉本せいの生涯をモデルにしたオリジナルストーリー。5月中旬から撮影を始め、10月2日から全151話を放送する予定。

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