パリ凱旋門付近でテロか…警察官襲撃1人死亡 ISが事実上の犯行声明

 パリ中心部のシャンゼリゼ通りの凱旋門付近で20日夜(日本時間21日未明)、自動小銃で武装した男が警察官を襲撃、1人が死亡したほか、2人が負傷した。フランスのオランド大統領は「テロの可能性がある」と非難。検察がテロ関連の殺人容疑などで捜査を開始した。過激派組織「イスラム国」(IS)系のニュースサイトが「実行犯はISの戦士だ」と伝えた。事実上の犯行声明。男は犯行後、徒歩で逃走中に警察に射殺された。

 フランスでは23日に、大統領選第1回投票を控えており、パリ市内は厳戒態勢が敷かれている。選挙では、テロをはじめとする治安問題や移民・難民問題が争点になっており、パリ中心部で発生したテロは有権者の投票行動に影響を与えそうだ。

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