杉田二郎50周年に感無量 記念コンサートに森山良子ら平均年齢65歳の大集結

 全員で「戦争を知らない子供たち」を歌う出演者たち=新宿文化センター大ホール
 大歓声に笑顔で応える杉田二郎=新宿文化センター大ホール(撮影・中田匡峻)
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 「戦争を知らない子供たち」を作曲、「ジローズ」としてヒットさせるなど、いくつもの伝説を作り上げてきた歌手・杉田二郎(70)が22日、東京・新宿文化センターで「デビュー50周年記念コンサート~人生の階段~」を開催した。ステージには、森山良子(69)、堀内孝雄(67)、イルカ(66)ら、歌手仲間17組18人がゲストとして登場。フォーク界の“レジェンド”の50周年を豪華に祝った。

 踏みしめてきた「人生の階段」の名にふさわしい、きらびやかな祭りだった。杉田を含め、出演者19人の平均年齢はちょうど65歳ながら、約4時間半で計31曲を歌い上げて1700人のファンを魅了。杉田は「今日は最高です!」と声を弾ませた。

 曲の合間には、各ゲストとの思い出トークに花が咲いた。ブレーク前に杉田が設立した事務所に所属した元オフコースの鈴木康博(69)とは、小田和正(69)と3人でフォークジャンボリーに出演したエピソードで盛り上がった。

 アンコールでは、「この歌を、これからも歌える国でありますように…」と万感の思いを込め、代表曲「戦争を知らない子供たち」を、出演者全員で熱唱した。

 全曲を歌い終わった杉田は、2013年に肝のう胞のため入院したことなどを振り返り、「まわりの人たちのおかげで、今日こうやって元気に歌うことができております」と感無量の表情。「これからも、気持ちが続く限り、ギター持ってあの町この町で歌えたら、きっと幸せなんだろうなと思います」と、さらに人生の階段を上り続ける意欲を示した。

「戦争」裏話も

 冒頭では、「戦争を知らない子供たち」を作詞した、元ザ・フォーク・クルセダーズの北山修氏(70)が登場。当初はグループメンバーの故・加藤和彦さんに向けて用意したものの、「加藤和彦が、鼻で笑ってその詞を捨てたんです。そのことは黙って『二郎ちゃん、これはもう君だけなんだ、お願いだから』と頼み倒した」と裏話を明かした。

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