曽根幸明さん死去、83歳 「圭子の夢は夜ひらく」など作曲
故藤圭子さんの「圭子の夢は夜ひらく」などで知られる作曲家・曽根幸明(そね・こうめい)さんが20日、肺炎のため都内の病院で、死去していたことが23日、分かった。83歳だった。この日、密葬が行われ、約1カ月後に偲ぶ会を開く予定。
喜代美夫人(65)は本紙取材に「家族で“不死身の男”と呼ぶほど、何度も立ち直ったから、今回も大丈夫と思っていたけど、ダメでした…」と声を震わせた。曽根さんは今月2日に自宅から緊急搬送されたが、肺炎で肺に水がたまった危篤状態に。最期は夫人にみとられ、息を引き取った。
02年に脳梗塞で倒れたが、その後も車いすに乗ってラジオ出演や作曲をするなど意欲的に活動した。最晩年は、半身不随となり、肺機能も失われながら驚異的な生命力を発揮した。
千葉県出身の曽根さんは日大中退後、歌手活動ののち、作曲家に転身。森進一の「銀座の女」や「-夜ひらく」などがヒットした。テレビ朝日「スターものまね大合戦」の審査員としてもお茶の間でおなじみだった。