中井貴一 芸能界のウソ「楽しんで」 表現の自由度下がる現状嘆く
俳優の中井貴一(55)が24日、BS-TBSの特別企画番組「中井貴一ヨーロッパ大紀行2~世界を創った天才たちの素顔 ダ・ヴィンチVSミケランジェロ」(6月13、20日、後9・00)の発表会見を、都内の同局で行った。
ルネサンス期の自由さを強調した中井は、昨今の芸能界を覆う閉塞感に関して「世の中全部がコンプライアンス重視の流れになっている」とし、「(芸能の世界は)『ウソをやってるんですよ』っていう前提に、いつの間にか現実を重ねる幅が大きくなりすぎた」と分析。「もっとウソを楽しんでくれればいいのに。芸能界が異常な市民権を得てしまうと、束縛しかなくなっていって…」と、表現の自由度が下がっている現状を嘆いた。