「やすらぎの郷」好調 テレ朝社長に「本当にあったらいいね」の声…月9批判の回も
テレビ朝日が25日、定例の社長会見を開いた。倉本聰氏が脚本を務め話題の昼の帯ドラマ「やすらぎの郷」(月~金、午後0時30分)について、放送を開始しての所感を角南源五社長が語った。作中に登場する老人ホーム「やすらぎの郷 La Strada(ラ・ストラーダ)」が「本当にあったらいいのに」と周囲から声をかけられるなど、好反響を得ていると明かした。
角南社長は「すごい役者がよくあれだけそろったねと言われます。豪華で贅沢なキャスティングだ思います。初回からお褒めの言葉、期待の言葉が多く寄せられております」と滑り出しが上々だとした上で、「いろんな方々から、あのような所が本当にあったらいいねという話をいただいております」と周囲から声をかけられていることも明かした。
シニア層の視聴者増を目指して、この4月に新設した昼の帯ドラマ。現在のテレビ業界への風刺を込めた作品でもあり、石坂浩二をはじめ、浅丘ルリ子、加賀まりこといった豪華な出演陣も話題となっている。社長は「シニア層に響くドラマだと思っております。私自身も含め、これからの展開を楽しみにしている視聴者は多いと思います」と一人の視聴者として、作品の人気拡大を願った。
同ドラマは3日の初回視聴率が8・7%。第3週は17日=6・5%、18日=6・8%、19日=6・0%、20日=5・3%、21日=6・5%。
21日の放送では、老人ホームの理事、草刈民代が脚本家・菊村栄(石坂浩二)に「湾岸テレビから月9のオファーがきてます。ここの月9枠は今や散々で、起死回生を狙ってるんでしょう。(中略)人気タレントを随分と並べて、女優陣も…」とフジテレビの月9を皮肉る場面も登場し、話題となった。