俳優の香川照之が２６日、自身がメーン出演するＮＨＫ・Ｅテレの昆虫番組「香川照之の昆虫すごいぜ！」の第２弾が５月５日に放送されることについて、ＮＨＫを通じてコメントを寄せた。昨年１０月に続く第２弾に「番組でまた普通に虫とりができる」と喜びを爆発させている。

　昆虫好きを公言する香川が、ぬいぐるみを着てカマキリ先生にふんし、昆虫の素晴らしさ、力強さなどの魅力を伝えるという番組。昨年１０月に放送され、その体当たりぶりが話題になった。好評を博したことで、今回、第２弾の放送が決まった。

　再び番組放送が決まったことについて香川は、「僕はただ、本当に好きなことをやらせていただけただけなんですが、僕の周りでは、もはや、香川照之と言えばこれ（カマキリのポーズ）になっていまして、大きな反響を感じています」と趣味が仕事につながっていることを実感。「とにかく、番組でまた普通に虫とりができるな、という喜びが全てですね（笑）。それが一番です」と感慨深げだった。

　第２回ではモンシロチョウを特集する。いくつか候補の昆虫を香川が提案し、ロケの時期や環境面の条件に合うものが選ばれた。「（成虫になってから）１０日しか生きられないはかなさもそうですが、胴体を触った時の、あのピクピクという感覚、あれは実際に触らないと分からないので、実際に昆虫を捕獲して、羽を触って、胴体を触った時に、ああ、ものすごく生きているなぁと。僕にとっては、今回、それがすごく新鮮でした」と、昆虫好きならではの見どころを語った。

　また、「モンシロチョウは春が来て最初に現れる昆虫です。だから、モンシロチョウを見たら、さぁ昆虫の季節がやってきたぞ、と。僕にとってはプレイボール！という感じですね」と季節を告げる存在だとも告白。「虫をとる子どもが減っていますけれども、ぜひ、ご家族でこの番組を見て、みんなで昆虫をとってもらえたらうれしいです。モンシロチョウは比較的捕獲するのは簡単ですが、その先にはもっと捕まえるのが難しいチョウもたくさんいて奥深い。まずは、モンシロチョウからハマッてみてください（笑）」と熱く呼びかけた。