林家正蔵 映画「家族はつらいよ2」で意味深挨拶「家族はつらいなあと実生活でも」

 落語家の林家正蔵が26日、都内で行われた出演映画「家族はつらいよ2」(山田洋次原作・監督・脚本、5月27日公開)の完成披露試写会に出席した。壇上のあいさつでは「とにかく、この映画を見ると、家族はいいなあと思いつつ、家族はつらいなあというのは実生活でもそんな感じです」と意味深な発言をした。

 作品中では舞台となる平田家の長女、成子(中嶋朋子)の夫・金井泰蔵を演じている。山田監督から熱心な演技指導を受けているといい、「本当に厳しいなと思って、大変だなと思いまして。やりがいがあるなと思っております」と恐縮しながら語った。

 この日は妻役の中嶋が来場できなかったため、“夫”として2人分の面白いあいさつを期待されていた。そんな中、共演している蒼井優との内輪話を披露。「監督よりも怖いのが蒼井優さんだなという気がいたします。悪魔に近いような。人のNGを笑う、勝手に打ち上げを私の家に決めてしまうというような、いろんなことがございました」と語った。

 黒幕の疑いをかけられた蒼井は、自分が決めたのではなく、橋爪功から「正蔵んちでいいんじゃねえか」と促されて、仕方なく電話を入れたと釈明。内幕をばらされた橋爪は「地獄に落ちるよ!」と突っ込みを入れるなど、和気あいあいとした舞台あいさつとなった。

 映画について「最後は家族っていいなと思う映画になっております」と結んだ正蔵。最近では姉の泰葉がブログで発言した内容が物議を醸している。日頃は家族のことを話題にすることも多いが、この日は退出時に報道陣から声をかけられても無言だった。

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