日本ハム元投手詐欺で実刑判決 架空投資で被害6千万
架空の投資話で6府県の高齢者から計約6800万円を詐取したとして、詐欺と詐欺未遂の罪に問われたプロ野球日本ハムの元投手角田満被告(50)に、大阪地裁は27日、懲役4年6月(求刑懲役7年)の判決を言い渡した。設楽大輔裁判官は判決理由で「証券会社社長などを名乗って電話をかける重要な役割を継続的に行い、相当額の報酬を得た」と指摘。被告が自宅を売却した3400万円で被害の一部が回復されるが、なお実刑が相当と判断した。
2014~15年、宇都宮市の足利ホールディングスの株を代理購入すると持ち掛け、兵庫や岡山などに住む6人から現金計6898万円を詐取した。
角田被告は1987年に日本ハムへ入団。1軍での登板は91年の1試合のみで、同年引退した。