高樹沙耶被告に有罪判決 懲役1年執行猶予3年 大麻所持で
沖縄県・石垣島の自宅に大麻を隠し持っていたとして大麻取締法違反(所持)の罪に問われた元女優高樹沙耶(本名益戸育江)被告(53)に、那覇地裁は27日、懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)の判決を言い渡した。
潮海二郎裁判長は「高樹被告は大麻を多数回使用したと述べ、親和性も認められる。責任を軽くみることはできない」としたが、謝罪の言葉を述べていることなどから刑の執行を猶予した。
高樹被告は判決後に、地裁近くの広場で会見。開口一番、「私は逮捕されたことをありがたく思っております。昨年の10月25日に逮捕され、半年という長い時間で人生を振り返る時間を頂いた」と独特の言い回しで心境を吐露。控訴はしないとしたが、「ふざけた気持ちで大麻草に向き合ってきたわけじゃない。本当に困っている人のために医療に使うことが出来たらと頑張ってきました。それだけは信じていただきたい」と声を詰まらせ、正当性を主張する場面もあった。
今後は医療大麻の普及活動の「第一線から退く」としたが、「信頼を取り戻すために精進していきたい」とし、芸能活動への復帰については明言しなかった。