研ナオコ退院会見 右大腿骨頸部骨折から超回復!「200まで生きる」
3月21日に舞台公演中に転倒、右大腿(だいたい)骨頸部(けいぶ)骨折で手術を受けた歌手・研ナオコ(63)が28日、都内で退院会見を開き、元気に歩く姿を見せた。全治3カ月の診断だったが、手術後すぐにリハビリを始め、医師から「ありえない」と言われるほどのスピードで回復した。入院中にラジオの収録ですでに仕事復帰しており、5月8日にはステージにも復帰予定。「楽しんで、という気持ちがいっぱい詰まってます」と胸を躍らせた。
車いすどころか、つえもつかず、歩いて会見場に現れた。30分ほどの会見中も立ちっぱなしだったが、苦しい表情は見せなかった。
驚異の回復のモチベーションとなったのは、ファンへの思いだった。通常なら3カ月必要なリハビリプログラムを1カ月に凝縮。担当医も「ありえない」と驚くほどだったという。研は「申し訳ないという気持ちがずーっとあって。1カ月でここまで来られたのは、楽しいお芝居をまた見ていただきたいという気持ちでした」と明かした。
25日に退院したが、入院中にニッポン放送「研ナオコとともこのプチプチトーク」(月曜、後6・30)の収録を行い仕事復帰。5月8日には大阪・フェスティバルホールで歌手・小椋佳(73)のコンサートに出演し、ステージにも復帰する。
研は3月21日、山梨県内で梅沢富美男(66)との共演舞台「アッ!とおどろく夢芝居」出演中に転倒し、右大腿骨の付け根を骨折。同27日には骨折部分をチタン製の人工関節に入れ替える手術を受けた。人工関節は約20年もつというが「200まで生きるつもりなんで、ちょっと足りないですね」とおどけてみせた。
会見には骨折の“原因”となった梅沢も登場。研が「この人がちょっと犯人です!」と罪をなすりつけると、梅沢が「やめてください!」と慌てて否定する息の合ったやりとりで、笑いを誘った。
5月15日には千葉・習志野文化ホールで開催される「-夢芝居」にも復帰。「わたしが頑張ることで、同じようなけがをした方の励ましになれば」と元気を届けることを約束した。