モーニング娘。’１７の工藤遥（１７）が２９日、京都市内で開催されたコンサートに出演し、グループからの卒業を発表した。「お芝居がやりたい、という思いを持ってステージに立つのはメンバーにもファンのみなさんにも失礼」と女優の夢を追うため卒業を決意したことを明かした。

　アンコールでリーダー・譜久村聖（２０）が突然「工藤遥から大切なお知らせがあります」と紹介すると、集まった１９００人のファンは騒然。工藤は「突然ですが、今年の秋のツアーをもってモーニング娘。およびハロー！プロジェクトを卒業します」と宣言した。

　１１歳というモー娘。史上最年少で加入した工藤が１７歳で決断した卒業。モー娘。の活動を続ける中でミュージカルなどに出演し、次第に女優としての夢が膨らんで来たという。「お芝居の魅力に気付き、もっともっと挑戦したいと思うようになりました。両立も考えましたが、歌って踊るアイドルのステージじゃないですか。“お芝居がやりたい”という思いを持ってステージに立つのはメンバーにもファンのみなさんにも失礼だと思いました。女優という新しい道に進んでいこうと思います」と卒業を決心した理由を説明した。

　工藤はモー娘。らが所属するハロー！プロジェクトの研修生・ハロプロエッグに２０１０年から所属。１１年に行われたモー娘。１０期メンバーのオーディションに合格し、同年９月にグループに加入した。当時はまだ小学生。１１歳での加入はグループ史上最年少だった。１２年１月２５日に発売されたシングル「ピョコピョコウルトラ」がデビュー曲。ハスキーボイスとショートカットの“男前”キャラで同性からの人気も高い。

　この日のステージでは最新シングル「ＢＲＡＮＤ　ＮＥＷ　ＭＯＲＮＩＮＧ」やメドレーを含む１９曲を披露した。