ユーミン かまやつさんお別れ会で涙声「いる、ここにいる」
3月に膵がんで亡くなったグループサウンズ「ザ・スパイダース」の元メンバーで、歌手のムッシュかまやつさん(享年78)のお別れの会が2日、都内のホテルで開かれ、堺正章(70)、松任谷由実(63)、森山良子(69)ら関係者1000人が参列した。堺、井上順(70)、田邊昭知氏(78)ら残るメンバー6人で、スパイダースを11年ぶりに再結成。「バンバンバン」などのヒット曲を天国へ届ける“ライブ葬”となった。
デビュー曲「返事はいらない」をかまやつさんにプロデュースしてもらった松任谷は、もともとテレビ番組の企画でかまやつさんのために作ったという、自身のアルバム曲「中央フリーウェイ」を追悼唱でささげた。歌い終えると、両手で作ったハートマークを遺影に向けて、「いる、ここにいる。かまやつさん、『イェー!!』って言え」と涙声で訴えた。
50年近い付き合いだったかまやつさんの思い出を振り返ろうと、「初めて会ったのは…」と切り出すと、堺から「そっから?!割愛してください」とツッコミ。スパイダースの復活ステージには、「楽しそうで泣けました。ムッシュの(作曲した)『ノー・ノー・ボーイ』が大好き」と感極まっていた。