イーグルスが「ホテル・カリフォルニア」を提訴 曲のモデルかのように営業
米人気ロックグループ「イーグルス」は2日までに、「ホテル・カリフォルニア」を提訴したことが分かった。訴えられたホテルは、メキシコ西部バハカリフォルニアスル州で営業している。訴状によれば、同ホテルは、イーグルスを代表する1970年代のヒット曲「ホテル・カリフォルニア」のモデルであるかのように営業しており、商標権の侵害に当たるとして、ホテル側に賠償を求める訴訟を米カリフォルニア州の連邦地裁に起こした。
グループの「ホテル-」のジャケットに掲載されている写真は、米ロサンゼルスの「ザ・ビバリーヒルズホテル」で、今回訴えられたホテルではない。
訴えられたホテルは、50年代にホテル・カリフォルニアの名前で営業していたが、その後名前を変更。2001年にカナダ人経営者が購入し、再びホテル・カリフォルニアと銘打った。
イーグルス側は、ホテルが館内でグループの曲を流し、売店で関連品などを販売したとして、こうした“便乗した”商業活動の停止や、これまでに得た利益の支払いを求めた。
ホテルのウェブサイトは、イーグルスとは関係がないとしている一方、多くの宿泊客が曲の歌詞とホテルの特徴が一致していることに「魅惑される」とも記している。