山田廣作さん死去 「ゴダイゴ」生みの親の音楽プロデューサー 75歳、心不全
ロックバンド「ゴダイゴ」の生みの親で、島倉千代子さんの「人生いろいろ」、天童よしみ「珍島物語」など多くのヒット曲を手掛けた音楽プロデューサーの山田廣作(やまだ・こうさく)さんが、8日未明に虚血性心不全のため都内の自宅で死去していたことが9日、分かった。75歳だった。
8日の昼に電話に出ないことを心配した関係者が自宅を訪問。ベッドで倒れている姿を発見したが、すでに息はなかったという。7日夕に関係者が訪問した際には、変わった様子はなかったという。葬儀・告別式は、故人の遺志により、密葬で営まれる方向という。
山田さんは福岡県大牟田市出身。歌手を目指して上京するも、作曲家・浜口庫之助さんのマネジャーに。その後音楽プロデューサーに転身しゴダイゴや尾形大作らを育て上げ、多くのヒット曲を世に送り出した。関係者によると、2年前に頸椎(けいつい)を手術後、体調が思わしくないことが多かったという。
ゴダイゴのミッキー吉野(65)は、関係者を通じ「山田会長と出会ってなければ、我々ゴダイゴは、オリジナルメンバーで40年も続けて来れなかったと思います。常に『懐の要』でいてくれ、安心して仕事が出来ました。今となってはかける言葉もみつかりません。ゴダイゴとして音楽シーンに新たな旋風を興すべく前進することが会長に対しての恩返しになる事だと思っています。~感謝~」とコメントを寄せた。