船越英一郎 大野拓朗を息子のようにかわいがる 「オレも先輩にやってもらった」
俳優の船越英一郎(56)が9日、都内で行われた映画「猫忍」(20日公開)の完成披露試写会に登場し、事務所の後輩で主演の大野拓朗(28)から「船越さんの衣装部屋に居候させてもらった」と感謝の言葉を贈られた。
映画では大野が忍者の久世陽炎太、船越がその父・久世剣山を演じるが、船越は映画同様、大野をデビュー時代から“父目線”で扱っていた。大野は「船越さんにはデビューの時から大変お世話になっています。ひとつエピソードを言うと、僕が初めて連続ドラマに出た時に埼玉の実家から通っていたんです。その往復がしんどくて、船越さんに『東京で部屋を借りようかと思っているんです』と相談したら『じゃあ、ウチに泊まれよ』となって」と明かした。
船越はすでに妻の松居一代(59)と結婚しており、大野を“居候”させたのは、「自宅近くの衣装部屋にしているマンション」(船越)だという。大野も「船越さんの大量の衣装が置いてある部屋で『寝るぐらいのスペースはあるだろう』と言われ、撮影の1クール居候させてもらいました」と話した。
船越は「拓朗の大きなキラキラした目をみていると、何でもしてやろうと思ってしまう。同じ思いと覚悟を持った者として、いとしくなってしまう」と先輩の心意気を披露。大野が「船越さんは『お礼も恩返しもしなくていい。オレも先輩にやってもらった。お前も後輩ができたら、同じことをやってやれ』と言ってくれました」と明かすと、船越は照れたように「NHKの『ごごナマ』でも同じことを言ったんだよね」と頭をかいた。