フジ亀山社長語録(2)SMAP生謝罪「愛を感じた」、アナ雪騒動「不始末というか雑というか」
フジテレビの亀山千広社長(60)が退任し、後任に宮内正喜BSフジ社長(73)が就任する人事が固まったことが9日、関係者への取材で分かった。6月の株主総会を経て正式に決定する。13年6月の就任から4年。かつて“月9ドラマ”を次々とヒットさせた敏腕プロデューサーとして知られた亀山社長は、定例会見などで数々の名言を発してきた。その軌跡を語録で振り返る。
◆(16年1月、SMAPの『SMAP×SMAP』での緊急生謝罪に)「ファンの不安を5人が考えてくれて、ファンや番組に対して愛を感じた。感謝しています」
◆(16年2月、SMAPの生謝罪への批判に)「テレビ番組をやっていればいろんな反響がある。謝罪会見みたいな感じのものを、やらせるのはどうかという意見はあてはまらない」
◆(16年2月、複数の自局番組にゲスト出演していた清原和博氏の逮捕に)「裏切られた感じがしている」
◆(16年3月、月9ドラマの低迷に)「視聴率にはね返ってこないのは、番組の魅力の限界があったのかなという気がします」
◆(16年10月、月9ドラマの将来的撤退を聞かれ「みじんも考えておりません」
◆(16年10月、不倫騒動のベッキーの『ワイドナショー』出演に)「ベッキーさんがでるべき番組だった」
◆(16年11月、田中将大投手が『トランプ・タワー』居住との誤情報を報じたことに)「裏付けも取らずに、しかもクイズ形式で番組に取り上げるというのは、本当に不始末といいますか、雑といいますか、あってはならないと思っています」
◆(17年1月、『SMAP×SMAP』終了に)「私は素晴らしかったと思います。僕自身はSMAPというグループと仕事をしたことがないわけで、個別にドラマなどをやってきた。今後も変わらない。むしろ、それを楽しみに見たい」
◆(17年3月、放送した映画『アナと雪の女王』のエンディング演出に批判が集まり)「演出の仕方が唐突感があるがために、非常に身内感というか…。うちの映画に出ている人に歌わせる。でも(出演者が)歌ってくれた努力はあるわけで」
◆(17年3月、自身の退任説に)「まったく考えておりません。僕になってからまだまだ復活の兆しを見せていないので、なんとか復活の兆しを見せていけるようにやっている最中でございますんで」
◆(17年4月、菊川怜が『とくダネ!』で結婚を発表)「(キャスターの)小倉さんに怒られますけど、お父様に報告するようなつもりで、画面でしゃべられたのではないかなと思います」
(一方で『祝!脱・独身』垂れ幕演出に批判があがり)「テレビは多くの人が見ていますし、画面の中だけのものではないので、そういう配慮はもう少しあってよかったかな」