ニッポン放送社長、さんまのレギュラー番組を熱望

 ニッポン放送の定例会見が10日、都内で行われた。タレント・明石家さんまが4月17日にニッポン放送「君に耳キュン!雪どけ春の大作戦 明石家さんまオールニッポンお願い!リクエスト」で、パーソナリティーとしては29年ぶりに同局に出演したことに、同局の岩崎正幸社長は「また、ニッポン放送に出てほしいなとさらに強く感じましたね。形は違うにせよ、定期的に(番組を)持ってほしい」と、レギュラー出演を熱望した。

 ニッポン放送と“絶縁状態”だったさんまは、雪どけとなった約4時間の番組内でしゃべり続けた。リスナーのリクエストを受け付け、音楽をかけるのがメインテーマながら、かかった音楽は5曲。自身のトーク全開の復帰作で盛り上げた。

 雪どけに社長は「過去は別にして、さんまさんがうちで29年ぶりに出てくれたのは、本当に話題になりましたよね。いいニュースになった。ラジオに対する関心を持ってもらい、良いことだったと思う」と感謝。トークには、「実際の生放送で時間の長さを感じさせない。反射神経の良さや、アナウンサーのあしらい方、リスナーさんのつかみ方、素晴らしい」と進行に感激しきりだった。

 同局の松浦大介編成局長も「雪どけですので徐々に出演の回数は増やしていただきたい」と、出演継続に期待した。

 さんまは番組内で“絶縁”の発端がプロ野球中継のゲスト生出演オファーだったことを明かしていた。トークは録音したものを流すと話がまとまったにもかかわらず、生の野球を見ている様な形でコメントを使用していたといい、「僕がニッポン放送に対して不信感を抱いて。それで全部やめになったのが事実なんです」と真相を語っていた。

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