ニッポン放送社長、清水富美加「降板になったのは残念」
ニッポン放送の定例会見が10日、都内で行われた。宗教団体「幸福の科学」への出家を表明した女優の清水富美加(22)がパーソナリティーを務めた「みなぎるPM」が、出家騒動があった2月に終了したことについて、岩崎正幸社長は「旬な女優さんだったので期待はしていた。降板になったのは残念」と初めて言及した。
清水の番組終了以降は特番でつなぎ、5月6日から俳優・山崎育三郎(31)の初ラジオレギュラー番組「I AM 1936」(土曜、後9・30)がスタートした。
突然の事態に後番組はすぐには決まらなかった。4月に間に合わず、5月から後番組を開始。同局の松浦大介編成局長は、「私共も期待していただけに残念。女性に座っていただいたので今度は男性パーソナリティーを起用しようと探して、現場の若い人から『山崎さんがとっても魅力的だ』と声があがり起用となった」と後番組に山崎を起用した経緯を説明した。
若干遅れての番組始動となったが、「準備もありましたので、4月は仕事の都合もありますから間に合いませんでした。5月からでも、うちのラインナップに入っていただいたのはうれしく感じています」と説明した。
旬の役者の起用に手応えを見せた岩崎社長は、山崎の番組について「本来のミュージカルやテレビとは違う面をラジオで出してほしい。出せるパーソナリティーになりうる方。今までラジオに接点のなかった山崎さんのファンをラジオリスナーにしてもらうというところを期待しています」と信頼を寄せた。
清水の番組は2月17日に終了を発表。同月18日放送分は、箱崎みどりアナウンサーによる別番組を流した。当時、同局は「出演者サイドから降板の申し入れがあったため、終了とさせていただきます」と説明し、後番組は未定としていた。