首緊急手術のYOSHIKI、ナマ電話で心境語る「いたって冷静」

 首の緊急手術「頚椎人工椎間板置換手術」を16日に米ロサンゼルスで受けることを10日に発表したX JAPANのYOSHIKI(年齢非公表)が同日、インターネット番組「YOSHIKI CHANNEL」に電話で生出演し、発表後、初めて肉声で「いたって自分は冷静ではある」と心境を語った。

 YOSHIKIは「ずっと24時間、電気が走っているような感じ。触る物が全て氷のように冷たい。ピアノの鍵盤を触るとピリピリする」と症状を説明。昨年大みそかの紅白歌合戦には「感覚がなかった」といい、今年1月の米ニューヨーク、カーネギーホールでのソロ公演では「鍵盤が氷のようだった」と振り返った。

 演奏を続けていたことを「ある意味、自殺行為に近かったなと思いますね」と振り返り、「こういうこと(手術)になることは自分ではわかっていた。どこかで何かしなきゃいけないと思っていた」と語った。

 「アーティストって何なんだろう、どういう生き方をすればいいのだろうか、なんて考えてますね。そのまま壊れてしまった方がいいのかなと思ったり」と、葛藤を吐露したYOSHIKI。

 一方では人工椎間板を入れることに「何か俺、アイアンマンみたいになっちゃうのかな。強くなっちゃう」とジョークも飛び出し、「また近いうちに笑顔で会えるように頑張ります」と、復活を誓っていた。

 所属事務所の発表によれば、YOSHIKIは2009年7月に頸椎椎間孔狭窄症(けいついついかんこうきょうさくしょう)と診断され手術を受けているが、半年前から頸椎椎間板ヘルニアの悪化で、手や腕にも強度のまひやしびれの症状が出ていることから、演奏にも支障をきたしていたという。

 病院で精密検査を受けた結果、09年と同じ「頸椎椎間孔狭窄症」と診断され、手術せざるを得ない状況となったという。今回は2回目の手術ということもあり、首の骨を削る頸椎椎間孔切除ではなく、人工椎間置換手術にするという。

 米国の主治医は「このままではアーティストとして再起不能になると判断し手術する運びとなった」とのコメントを発表している。

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