NHK会長「ひよっこ」桑田佳祐のテーマ絶賛も「意味不明なところが…」

 NHKの上田良一会長が11日、定例の会長会見に出席した。放送開始から1カ月が過ぎた連続テレビ小説「ひよっこ」について、桑田佳祐が担当する主題歌「若い広場」を絶賛した上で、その歌詞については「意味不明なところがある」と率直な感想を述べた。

 作品を「毎日見ている。内容も素晴らしい」という上田会長は、オープニングテーマについて「私はオープニングを気に入っていまして、桑田佳祐さんの主題歌がメロディーとして非常に軽快でいいと思う」と絶賛した。ただ、桑田独特の歌いまわしも相まって「歌詞は確かに聞き取りにくくて、なかなか難しくて…。どういう歌詞なのか調べてもらったが、調べてもらってもなかなか意味不明なところがある」と苦笑いしていた。

 冒頭から何フレーズか歌詞を引用しながら、「何となく雰囲気的には分かります」とニュアンスはくみ取っている様子。「メロディーは本当に素晴らしい。それともう一つ、「何となく雰囲気的には素晴らしい。それともう一つ、ミニチュアをつかったCG。これは面白いですよね」と映像面の工夫も含めて制作陣をねぎらった。

 「ひよっこ」は有村架純がヒロインを務め、64年の東京五輪前後の時代に茨城県から上京してきた女性・みね子の成長や人とのふれあいを描いている。

 視聴率の面では、20%をなかなか突破できないことが話題になることもあるが、「20%いくいかないという話がありますが、実際問題、タイムシフトでご覧になっている方を入れますと、優に20%を超える方にご覧になっていただいています。そういう面では楽しんでいただいているんではないかなと私も思います」と楽観視。同局の木田幸紀放送総局長が火山のマグマにたとえて、「いずれ噴火する」と表現していたが、上田会長も「いつ噴火するか期待して待っているところです」とした。

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