羽賀受刑者 再び全額賠償命令 未公開株の高値取引 控訴棄却

 未公開株の売買を巡る詐欺などの罪で服役中の元タレント羽賀研二(本名・当真美喜男)受刑者(55)に対し、株を高値で購入した大阪の知人男性が計約3億9千万円の返金を求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁は11日、請求全額の支払いを命じた一審大阪地裁判決を支持し、羽賀受刑者の控訴を棄却した。

 判決によると、羽賀受刑者は2001年、経済的な援助を受けていた原告男性に対し、医療コンサルタント会社の未公開株の売買で元値の3倍の価格を提示し、代金計約3億7千万円を受け取った。羽賀受刑者はこの取引で詐欺などの罪で起訴され、13年に懲役6年の判決が確定した。

 田川直之裁判長は判決理由で、男性は株の元値と売買価格の差額を何度も質問しており、双方が同額であることが売買契約の重要な条件だったと認定。3倍の高値での購入を許容していたとは考えられず、一審同様に契約は無効とした。原告男性が過去に貸し付けた金の返済も命じた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス