持ち株会社「フジ・メディア・ホールディングス（ＨＤ）」が１１日、都内で２０１７年３月期の決算会見を開き、子会社・フジテレビの減収減益を発表した。

　フジテレビ単体の売上高は前期比３・２％（約９１億円）減の約２８０５億円。営業利益は前期比２６・９％（約１４億円）減の約４０億円、経常利益は前期比２７・７％（約１７億円）減の約４５億円、当期純利益は１５・７％（約５億）減の約２８億円で、営業利益は１２年３月期の約２５０億円から毎年右肩下がり。ＨＤの営業利益に占める割合も１２年３月期の７８％から１８％に落ち込んだ。

　ＨＤは、宮内正喜取締役（７３）が社長に昇格する人事も発表。嘉納修治社長（６７）は会長に、日枝久会長（７９）は取締役相談役に就任。宮内氏は、退任しビーエスフジの社長になる亀山千広氏（６０）の後任としてフジテレビ社長も務める。