藤山直美 3月に乳がん手術していた 10月主演舞台は回避
初期の乳がん(右側乳房)であることを2月18日に公表した女優・藤山直美(58)が、3月8日に手術を受けていたことを12日付のメディア向けコメントで明らかにした。加療・静養のため、10月に東京・シアタークリエで主演予定だった舞台「ええから加減」は回避し、女優・高畑淳子(62)主演の「土佐堀川 近代ニッポン-女性を花咲かせた女 広岡浅子の生涯」に変更される。
藤山は「2月より乳がんの治療に専念させていただき、3月8日には手術によってがん細胞をしっかりと取り除いていただきました」と治療経過を説明。医師から「より万全を期すためには、今しばらくの加療と静養が必要」と診断されたとし、「ご指示に従って参りたい」と、決断した理由を明かした。
現在は「順調に回復を続けて」いるが、「自分で自信が持てる舞台を勤められるまでは、今しばらくお時間を賜りたい」としている。藤山は7月の東京・新橋演舞場公演も休演している。
また、藤山のマネジャーが「主治医の先生によるがんの早期発見と適切な手術のおかげで、現在、体内にがんはありません。今からは、再発転移を完全に阻止するための治療になります。今は、元気に普通の生活をしています。昨夜も久々に食事に行きました」と、現状を報告した。
高畑は「藤山直美さんへのご恩返しができるなら何でもやらせていただきます」と、主演を即答したという。高畑が演じる広岡浅子は、2015~16年に放送されたNHK連続テレビ小説「あさが来た」で波瑠が演じたヒロインのモデル。